SIDSについて勉強会をしました!

「保育園の先生って、子どもが寝ている間何してるの?」と思ったこと、ありませんか?

もちろんお昼寝を見守っているだけではありません。全員が眠れるわけではないので、お昼寝しない子どもを見たり、連絡帳を書いたり、会議をしたり、書類を書いたりと色々なことをしています。その他にも研修も行い自己研鑽に励んでいます。今回は、1歳児クラス・2歳児クラス・幼児クラスの3グループに分かれ『SIDS:乳幼児突然死症候群』の研修を行いました。

まず、SIDSってなに?という話から行いました。大きな異常の兆しがないのに睡眠中に亡くなる原因不明の病気です。たくさんの要因が不運にも重なった時に起こると言われています。

『では、実際に午睡中の異変ってどんなこと?』をテーマに一人一人考えてもらい、付箋に記入し見せ合いました。次のテーマ『午睡中気を付けていることは?』についても同様に付箋に書き、それを基に話し合っていきました。

どの学年でも出たのは、

・全体が見える位置にいる  ・咳がひどいなど体調が悪い子の傍にいる

・体調等情報を引継ぎし共有する 

・暗くせず顔色が見える様に気を付ける 

・タオルの位置は、胸より下

・仰向けにする

などたくさん出てきました。幼児ならではの意見は、事前に声を掛け上を向いて寝る様に伝えるというものもありました。他にも嘔吐しやすい子の位置の配慮などもありました。

まずは自分で考え、意見を言い合う時間を作った後は、法人のマニュアルを深堀りした資料を配布しながら、今出た意見の確認をしていきました。

 

その中で、こども家庭庁から出ている保護者向けのポスターも資料として使用したのが下記のものです。

 

 

保育園で寝る時間は、家庭で寝る時間の1/7程度です。その為、ご家庭での協力が必要不可欠になります。もし、入園を考え始めているなら尚のこと、仰向けに寝かせることをお願いします。

 

 

最後に、各クラスの午睡の体制・見るポイントなどを考えました。研修は、知識を増やしたり見直すいい機会です。そして、それだけではなく真剣に且つ楽しく話し合うことによって職員同士の関係も築けるいい機会になっています。これからも、こんな時間を作っていきながら大切な子ども達を守っていきたいと思います。