とうきょう すくわくプログラム~4歳児 あおぞら組~

第3回目のすくわくは様々な画材を使用したお絵描きとその発展として光に触れました。

 

これまでの活動を通して、子どもたちは色そのものへの興味を深めるとともに、「同じ色でも違って見える」「描くもので変わる」といった気づきをもつようになってきました。そこで今回は、色に“光”という新たな要素を加えることで、見え方の変化や不思議さをより実感し、探究心を広げてほしいと考えました。また、暗さや明るさ、照らし方によって印象が変わる体験を通して、自分の目で確かめ、感じたことを言葉にするというねらいを立てました。

 

 

 

 

今回は、ケント紙・和紙・画用紙など、さまざまな材質の紙を用意し、マーカー、普通のクレヨン、蛍光クレヨンを使って自由に絵を描くことから活動を始めました。同じ色でも、紙の質感や画材の違いによって発色が異なることに、子どもたちは描き比べながら少しずつ気づいていく様子が見られました。「こっちは濃いね」「紙が違うと色も変わる」と、感じたことを言葉にする姿もありました。

活動を進める中で、前回のすくわくプログラムで大きな紙に描いた絵と今回の絵を「一緒にして大きな本にしたい」という子どもの声が上がりました。そこでホールへ移動し、「どうやって本にしようか」と問いかけると、「映画館みたいにすればいいんじゃない?」というアイデアが生まれました。子どもの発想を大切にし、映画館のスクリーンをイメージした配置と、部屋の電気を消す等の空間作りを行いました。

 

 

 

暗くなったホールで、懐中電灯を使って一枚一枚の絵を照らしてみると、蛍光塗料や蛍光クレヨンで描いた部分が、他の画材とは違った見え方をすることに子どもたちはすぐに気づきました。ピカピカを探す探検隊になり、懐中電灯をもって見え方の違う場所を探し、「ここにもあった!」「これもちょっとピカピカしてるね」「ここは明るいね」と、驚きや発見の声が次々と聞こえ、また、光で塗料の色が反射し、顔や体に映ることに気がついて、光を当てる位置や距離を変えながら、何度も試す姿が見られました。

この活動を通して、子どもたちは色そのものだけでなく、光が加わることで見え方が変化することや、素材や道具による違いに気づき、試し、確かめる経験を重ねることができました。また、自分たちのアイデアから活動が発展し、表現の場が広がっていくことで、主体的に関わる姿や友だちと感じたことを伝えあう姿が多く見られました。

今後も、子どもたちの「やってみたい」「不思議だな」という思いを大切にしながら、気づきや発見につながる環境や関わりを工夫していきたいと思います。

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