8月 たいよう組 製作
夏の製作として「スクラッチアート」を行いました。
完成まで
① 白い画用紙を様々な色のクレヨンを使って塗る
② 黒いアクリル絵の具で①を塗りつぶす
③ 竹串や割り箸を使って絵の具を削りながら絵を描く
と、3つの工程があります。
①の工程では、白い部分を残さないように力を入れながらとても集中し塗っていました。塗っているうちに、「なんだか虹みたい」「英語のXになったよ」とカラフルに彩られた画用紙をみて、様々なものに例えていました。
②の工程では、あらかじめ用意していた見本の紙を保育士が黒で塗りつぶすと、「なんで?せっかく綺麗に塗ったのに…」「先生、間違えちゃったから黒くしたの?」と驚きの表情を浮かべる子どもたち。誰もが、“自分の紙は黒くしたくない”と思っていたようですが、保育士が絵の具の渇いたもう一つの見本の紙を棒でこすってみると、表情は一変。「わぁ、すごい」「魔法の紙だね」「花火描いて!」と興奮が収まりませんでした。
期待を膨らませながら、黒く塗りつぶす工程を行いました。
塗ってすぐに「もう乾いた?」「はやく絵を描きたい」と保育士に何度も尋ね、絵の具が渇くのを待ちきれない様子でした。
そして、絵の具が完全に渇いた次の日に最後の③の工程。
先の尖った竹串等を使って削ると綺麗な色が出てくることを喜び、家族やお友達の顔やお花、乗り物、星、ロボット…と様々なお絵描きを楽しんでいました。
削るものによって線の太さの違いを楽しんだり、場所によって違う色が出現するので、クイズのように色当てをしたりと、いろいろな楽しみ方が出来たようです。
いくつかの工程を経て完成した作品ですが、その度毎に様々な表情を見せてくれたたいよう組の子どもたち。今後も子どもたちがワクワクするような製作や遊びを取り入れていきたいです。